猫砂選びは、吸水性、消臭性、ホコリの量、環境への影響、猫の好みをバランスよく考慮する必要があります。人気の高いベントナイト(粘土)砂と豆腐(植物性)砂、それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
吸水性&固まりやすさ
• ベントナイト砂:
天然のナトリウムベントナイトでできており、尿と接触すると素早く硬い塊を形成。固まりがしっかりしていてスコップですくいやすく、トイレ全体をドライに保ちます。
• 豆腐砂:
大豆残渣や植物繊維から作られ、吸水はゆっくりで柔らかい塊になります。こまめなすくい取りが必要ですが、適切に管理すれば水分をしっかりキャッチします。
消臭性能
• ベントナイト砂:
固まった塊がアンモニアを閉じ込め、1~2日は消臭効果を持続。多頭飼いでも安定した消臭性能を発揮します。
• 豆腐砂:
植物性繊維がニオイを中和しますが、こまめなケアが必要。多くの製品に重曹や活性炭が配合され、消臭力を強化しています。
ホコリ&健康面
• ベントナイト砂:
取り扱い時にホコリが舞いやすく、猫の呼吸器や周囲にホコリが付着するリスクがあります。
• 豆腐砂:
ほとんどホコリが出ず、肺や床、猫の肉球をクリーンに保ちたい家庭に最適です。
環境への配慮&処理方法
• ベントナイト砂:
採掘による環境負荷が大きく、生分解性ではないため廃棄は一般ごみになります。
• 豆腐砂:
植物由来で100%生分解・堆肥化可能。一部はトイレに流せるタイプもあり、環境に優しい処理が可能です。
使い心地&猫の好み
• ベントナイト砂:
細かい砂粒で土に近い感触、多くの猫が本能的に好みます。
• 豆腐砂:
柔らかく軽いので、最初は戸惑う猫も。徐々に混ぜながら慣らすとスムーズです。
どちらを選ぶべき?
• ベントナイト砂が向くのは:
• 最強の固まり&消臭力
• 多くの猫が好む土に似た感触
• トイレ全交換までの期間を長くしたい方(1匹飼いで10~14日)
• 豆腐砂が向くのは:
• 低ホコリ・アレルギーフリー重視
• 環境に優しい生分解性素材
• 小量ならトイレに流せる手軽さ(地域の規則要確認)
毎日スコップですくい、定期的に全量交換し、トイレ容器を清潔に洗うことで、猫も飼い主も快適に過ごせます。